2024年度スローガン
雲外蒼天
〜志を高く〜
第58代理事長 桑門 亮心
はじめに
1967年に龍野青年会議所が設立されて以来、先輩諸氏は郷土の発展を願い、多くの努力をされ、現在まで引き継いで来られました。その想いを継承させていただく事を名誉に思います。
設立当時の高度成長期から安定成長期を経て、失われた30年と呼ばれる現在、地域が抱える課題は時代と共に変化してきました。現在の龍野青年会議所のLOMエリアには、雇用創出、人口還流、少子高齢化などをはじめとする多くの課題があります。我々を含め、LOMエリアには、これらの課題解決を願う多くの人々がおられるでしょう。
地域課題の解決に向けて
時代の変化に伴い、地域の課題を変化していくなかで、同じくして龍野青年会議所の運動・活動も柔軟に変化させていく必要があるのではないでしょうか。
現状において地域が抱える課題を模索し、その課題解決に貢献できる運動・活動を展開していくことが、青年会議所が目指す「持続可能な地域を創る」ことへの第一歩であり、地域の未来を照らす大きな力になると考えます。
そして、有効性のある事業を展開し続けることで、さらに世の中から必要とされる龍野青年会議所を作り上げることができると信じています。
あらためて、JCIクリードに明記された「人類への奉仕が人生最大の使命である」という言葉を心に留め、「社会の課題を解決することで持続可能な地域を創ることを誓う」と表明したJC宣言のもと、綱領に則した行動をしていくことが重要になると考えます。
龍野青年会議所がなすべきこと
龍野青年会議所は設立58年を迎えます。設立趣旨書にもあるように、歴代の先輩諸氏は自分たちの郷土の発展を実現すべく、相集い力を合わせて来られました。郷土の発展は、我々が先輩諸氏から受け継ぐべき設立当時からの龍野青年会議所の志であると思います。
先輩諸氏は、地域の発展に貢献するという高い志を持つことにより、青年会議所に出会い、龍野青年会議所の設立に至ったのではないでしょうか。龍野青年会議所の志を共通理解すると共に、青年会議所が目指す、明るい豊かな社会の実現には、我々一人ひとりにおいても志をもって臨む必要があります。
結びに
「どのような事業を行うのか」ということも大切ですが、それ以上に志を持つことが大切だと私は考えます。何を目指すためにJC運動・活動に臨むのか、何を目指すために地域に人々に貢献をするのか。何を目指すために人々の心を動かしたいのか。メンバー一人ひとりが志を持つことで、思考と行動の精度も意味も変わるでしょう。それがJCへのモチベーションにも繋がり、楽しさにもつながります。
そして、龍野青年会議所という集団といての行動の精度も高くなることでしょう。志を持つことで、龍野青年会議所を今以上に価値のある団体にすることができるのです。
我々自身と我々の龍野青年会議所、そして次世代のために志を高くもち、共にJC運動・活動に邁進し、雲外の蒼天を眺めることができれば幸いです。